面白くもない記事を綴ってます。良いことがあった日は普通の日に、退屈な日はより退屈な日にできます。
「今年も残すところ、あと一月となりました」
12月1日に、色々な場面の冒頭挨拶で使われるお決まり文句です。そして、この時期のお決まり風物詩が「忠臣蔵」です。
赤穂事件四十七士のひとり、"呑べえ安" こと中山(堀部)安兵衛は、「高田馬場の決闘」で助太刀として伝説の18人斬りを演ずる剣術の達人ですが、芸術でも秀でた才能を持っていました。中山安兵衛プロデュースに依る庭園が高崎市(旧箕郷町)にあります。群馬の紅葉ビュースポット、旧下田邸書院の庭園がそれです。
庭園は、紅葉の見頃終盤を迎えていました。紅く染まった椛の葉は、レッドカーペットよろしく地面を埋め尽くし、緑の松葉がバイプレーヤーとしていい感じで椛を引き立ています。
年末を「忠臣蔵」の鑑賞で過ごすようでしたら、呑んだくれの中山安兵衛に、名庭師のイメージを重ねてみるのも一興でしょう。
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